ライプツィガー・ゴーゼ (© Dirk Brzoska)
花はバラ、ビールは「ライプツィガー・ゴーゼ」
Leipziger Gose
ライプツィヒ名産「ライプツィガー・ゴーゼ(Leipziger Gose)」は、アルコール分4.5パーセントの風味の強い上面発酵ビールです。現在ではライプツィヒの地ビールとして知られていますが、その起源は市から西に100キロほど離れたハルツ地方に由来します。ゴーゼの名はハルツの町ゴスラーを流れるゴーゼ川から採られたもので、地方領主であったアンハルト=デッサウ侯レオポルト1世(1676~1747)は領内グラウディッツ村で製造されるゴーゼを愛飲していました。彼が1738年にライプツィヒ北部のオイトリッチ村(現ライプツィヒ市オイトリッチ地区)を訪れた際、この地のビールの味にひどく幻滅し、ゴーゼの製造法をライプツィヒにも伝授することを約束したといいます。それによってグラウディッツ村のビール職人たちがライプツィヒへと送られ、この地域で最初のゴーゼ酒場が誕生することになりました。次第にゴーゼはライプツィヒの主流ビールとなり、カエリス家によって創業されたゴーゼ酒場「オーネ・ベデンケン(Ohne Bedenken ためらい無し)」は特にその名店として知られるようになります。この伝統あるビアホールは大規模な改装を経て1986年に営業が再開され、現在まで唯一残る昔ながらのゴーゼ酒場となっています。「オーネ・ベデンケン」の再開によって戦後忘れ去られようとしていたゴーゼは復活を遂げ、現在再び注目されるようになりました。その後2000年には中心街から程近くのレストラン「バイエリッシャー・バーンホーフ(Bayerischer Bahnhof バイエルン駅)」にも新たなゴーゼ醸造所が開業しています。近年ゴーゼの消費量は予想を遥かに上回るペースで伸びており、その爽やかな味わいを求めるだけでなく、人々が“媚薬”と信じて飲むというおもしろい一面もあります。
ゴーゼ酒場「オーネ・ベデンケン」
Gosenschenke “Ohne Bedenken”
所在地
Menckestraße 5, 04155 Leipzig
レストラン「バイエリッシャー・バーンホーフ」
Gasthaus & Gosebrauerei "Bayerischer Bahnhof"
所在地
Bayrischer Platz 1, 04103 Leipzig