トーマス教会とバッハ像 (© LTM-Beck)
ヨーロッパ地図のちょうど中央に位置するライプツィヒは、その歴史を通してヨーロッパの商業や学問などの分野に多大な影響を与えてきました。EU(欧州連合)全土にわたる調査では、ライプツィヒはドイツ諸都市の中で市民が最も生活水準に満足している街という結果が出ています。劇場や舞台などの文化施設、50を超える博物館・美術館、ヨーロッパ屈指の動物園、そして市内全体にあふれる緑や近郊に広がる新湖水地方など、ここには市民を魅了しつづけ、訪れる人々にとっても忘れられない思い出となる場所が数多くあります。この街には1,400件以上ものカフェ・バー・レストランが並び、日が暮れた後でも数々のカバレット劇場(文学寄席とも訳出されるキャバレーの一種)、演劇やコンサートなどが夜遅くまで賑わいを見せます。中心街では有名百貨店や個性あふれる専門店で思いのままに買い物を楽しむことができ、中でも往時の栄華を偲ばせる壮麗な商館・通路内にしゃれたお店が並ぶパッサージュ街めぐりは当地ならではの体験となります。
またライプツィヒを語る上で欠かせないのが音楽です。この街は何世紀にもわたって音楽の都としてその名を知られてきました。バッハ、メンデルスゾーン、シューマン、ワーグナーなどの偉大な作曲家がここで暮らし、そして不朽の名作を創造しました。この音楽文化の伝統は、世界的に著名なゲヴァントハウス管弦楽団やトーマス教会少年合唱団によって現在まで絶えることなく生き続けています。ライプツィヒは16,000件もの文化遺産を持つドイツ有数の文化財都市でもあり、中でも帝国時代やアール・ヌーヴォー様式の諸建築群は、量おいても質においても国内随一を誇ります。他都市にはないその独自の気風のなか、ここでは常に新しい文化が創造されています。